姉弟を救った手紙(福岡県 Gさん 保険業)
『助けてください』
受話器を取ったら、こんなことを言われました。
よくよく話を聞くと、
お父さんが介護施設へ入居することになったので、
手続きや身の回りの整理をしようと家に行ったら、
何も手続きはしていないし、部屋は散らかしっぱなし。
明日から施設入所なのにどうしたいいかもわからず、
パニックになって相談窓口を調べたら
私のホームページに出会って電話を頂いたのだそうです。
まず、コトを整理するために
①契約書の確認
②ケアプランや同意書など介護関連書類の確認
③入居にかかる費用支払い確認
を指示しました。
書類がわからなければ施設に電話して事情を話してくださいと。
そしてモノの整理として、
④入居に必要な物品の確認・準備
⑤運搬に関する手続きの有無
(引っ越し会社への依頼など)
の確認を指示しました。
④は①~③の件で施設に電話する際に
併せて聞いてくださいとアドバイスしました。
数時間後、また電話が来て、
『状況がわかりました。実は・・・』
色々状況が見えてきました。
お電話を頂いた方には弟がいるのですが、
その弟さんが手続きをしてくれていました。
でもその手続き状況の情報共有がないこと、
また弟さんも仕事が忙しく中途半端な手続きになっていたこと、
これがパニックの根源でした。
皆さんはどう思いますか?
私はこの姉弟はいずれ相続問題で
もめることになってしまうのではないかと予想できました。
そこで、施設入所が終わった後、
事務所にお越し頂き課題を洗い出すことにしました。
すると課題が出るは出るは・・・。
お姉さんは弟がやってくれている、
弟さんはお姉さんがやってくれていると双方で思っていて、
手続きに抜けがたくさんありました。
そこで、
家財整理士のつながりで
まずは司法書士に手続き関係をお願いし、
お片付け業者に家財を整理して頂くことにしました。
お片付け業者と姉弟で
家財を整理した時にこんなことがありました。
お父さんは認知症の症状が強く出ていたのですが、
ベッドマットを持ち上げてみると、
そこには「遺書」と書かれた手紙がたくさんありました。
何度も遺書を書かれたのでしょう。
認知症の症状がでると
短期記憶がなくなったりして反復作業をすることがあります。
手紙には何が書いてあったと思いますか?
こんなことが書いてありました。
「財産は見ての通り何にもない。
残せなくてごめんな。
もし財産といえるのであれば一つだけ。
それは子供たちだ。
子供たちは本当に素晴らしく育ってくれた。
私にとっては十分すぎる財産を残すことができた。
だから子供たちが仲良く過ごし、
さらに孫たちが仲良くなってくれる。
絆を広げることこそが財産だ。
それを子供たちに期待したい。」
姉弟は泣き崩れていました。
私も手紙を見せて頂いたのですが、
ジーンときましたよ。
だから家財整理士の仕事はやめられません。
今後もたくさんの家族を救っていきたいと思っています。
『福岡県 Gさん 保険業』
家財整理士はたくさんの家族の人生に寄り添う仕事です。
時には家財整理士の判断で家族会議を開くこともあります。
『モノとコトの整理で家族を支える』
これが家財整理士の仕事です。
皆さんも家財整理士になって、
たくさんの方を支えていきませんか?
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