【悲劇】遺言書が無効に!?
家財整理士のもとに深刻な相談が入りました。
それは、相続手続きをせずに
代を重ねてしまった
老舗の女性オーナーDさんからです。
Dさんの夫は25年前にすでに亡くなっています。
相続の対象者は、長男と嫁いでいる長女、次女と二男の四人です。
余命に不安を感じたDさんは、
店は長男夫婦に手伝わせていますので
自分が死んだ後も無事に店が引き継がれるよう
遺言書を作成しようとしましたが、
無効だと指摘されてしまいました。
【原因】
Dさんの夫の死亡後、
遺産分割協議をしなかったため、
店や底地は亡夫名義のままになっています。
Dさんが元気な間はその問題は表面化せずに
今まで何事もなく過ぎてきました。
しかしいざ、お店を相続しようと思った時、
お店はDさんのものではないのですから
処分はできないという事態になりました。
【家財整理士としての支援】
まずは、速やかに遺産分割協議をし、
Dさんを単独とする相続登記をしたうえで、
Dさんの遺言書を作成するようアドバイスし、
専門家をご紹介しました。
そして、無事Dさんの希望通りの相続
を行うことができるようになりました。
実は、遺言書が完成した3か月後に
Dさんは安らかに永眠しました。
Dさんが存命中に遺産分割協議を終わらせていたので、
希望通りになりましたが、
もし遺産分割協議を終わらせていなければ、
相続は争族となり、200年続いた老舗の存続も
どうなっていたかわかりません。
まだ元気だから・・・というのは、
いつまでも続くわけではありません。
残される方が安心して事業の継承はもちろん、
相続できるよう
準備するのも責任だと思います。
家財整理士は、
その方が亡くなった後に行う遺品整理ではなく、
生前に手続きを行う
家財整理を推奨しています。
そうすることで、
多くの方のトラブルを未然に防げると思います。
家財整理士はとてもやりがいのある仕事です。
皆さんも家財整理士の資格を取得して
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